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国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

ヤマザキマリ

小学館 / 2015-04-06

累計読者数6
平均ハイライト数 9.2件/人
推定読了時間 約2時間47分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

最近、今の場所にじっとしているだけでは何も変わらない気がするけれど、かといって大きく動く勇気も出ない…そんな空気を抱えている人、多いと思います。僕もよく同じところで立ち止まってしまうのですが、そんな時にヤマザキマリさんの言葉に触れると、妙に身体が前に出やすくなるんですよね。頑張れと背中を押されるのではなく、「とりあえず動いてみたら、意外と世界は自分に優しいかもしれないよ」と肩越しに言われるような温度感で。 この本が効くのは、まず“移動”という行為の見え方が変わるところです。問題を解決するためではなく、自分が何に縛られていたのかを知るために動いてみる。読者が抜粋していた「遠くの美しさを思い描けば、足元の小石は気にならない」という感覚は、まさに視点を数センチずらすだけで呼吸が楽になる瞬間に近いものがあります。さらに、環境にプラスがないなら探しに行けばいいという姿勢も、不安より好奇心が少し勝つだけで、現実の選択肢がひらけてくるんですよね。 もうひとつは、人との距離の取り方に関する示唆です。バーチャルで言葉を投げるより、実際に会って話すことでしか得られない “混ざり合う感じ” を大事にしているところが、ちょっと忘れかけていた感覚を思い出させてくれます。知識や教養が、人との距離を縮めるためのものだという視点も、そのまま日常に持ち帰れるはずです。 停滞感が続くけれど、大きな宣言をするほどのエネルギーはない…そんな人に静かに刺さる一冊です。自分の輪郭を少しだけ広げたい時に。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ヤマザキマリの名言満載、体験的人生論! 14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験。様々な艱難辛苦を経験しながらも、明るく強く生きてこられたのは、本と旅、人との出会いのおかげでした! この新書に登場する本は、三島由紀夫に安部公房、『百年の孤独』のマルケスに、『蜘蛛女のキス』のブイグ、漫画界からは手塚治虫に藤子・F・不二雄、つげ義春に高野文子など。 旅は、欧州一人旅に始まって、キューバ、ブラジル、ヴェトナム、沖縄、地獄谷のサルの温泉などが登場。 膨大な読書経験と、旅の記憶、強烈な半生に支えられたヤマザキマリの人生論は強くて熱い! 本書に登場する、ヤマザキマリの名言をさわりだけ紹介します(一部、要約しています)。 「ガンガン傷ついて、落ち込んで、転んでは立ち上がっていると、かさぶたは厚くなる。その分、たくましくなる」 「他人の目に映る自分は、自分ではない」 面白くて、勇気が湧き出る体験的人生論です!
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