
知っておきたい口の健康の基礎知識 体の不調は「唾液」を増やして解消する
森 昭
この本について
なんとなく疲れやすいとか、食事をしても前より味がわからない気がするとか、呼吸が浅くて集中しづらいとか。歳のせいにして放置しているけれど、どこから手をつければいいのか分からないまま…という感覚、けっこう多いんじゃないでしょうか。僕自身もずっと「なんか調子が出ない日」が続く理由がつかめずにいました。 この本を読んで驚いたのは、そんな不調の入口に“口”があるかもしれない、という視点でした。噛む回数が減ると唾液が出なくなり、味覚が鈍くなって濃い味に流れやすくなること。口呼吸が習慣化すると唾液が蒸発し、歯周病のリスクだけでなく浅い呼吸まで招くこと。そして、唾液の量は年齢ではなく生活のクセで大きく変わるという指摘。どれも日々の小さな行動に結びついているので、読んでいるうちに「これなら今日から変えられそうだな」と思えました。 個人的に刺さったのは、しっかり噛んで食べると唾液が増えて、結果的に満腹感も出るし、食事そのものの味が戻ってくるという話です。ゆっくり食べたときにサラサラ唾液が出る一方で、急いで食べるとネバネバした唾液に変わるという違いも、体感と妙にリンクしていて腑に落ちました。姿勢や呼吸、ストレスなど「唾液と関係なさそうなもの」が実は全部つながっているのもおもしろいところです。 口のケアというより、生活のリズムを立て直す入口が欲しい人。加齢のせいだと思っていた違和感の理由を知りたい人。そんな方には静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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