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男しか行けない場所に女が行ってきました

男しか行けない場所に女が行ってきました

田房永子

イースト・プレス / 2015-02-01

累計読者数6
平均ハイライト数 2.7件/人
推定読了時間 約4時間17分
star総合評価 38/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%

この本について

なんとなく「自分だけ違和感を抱えているのかな」と思いつつ、誰にも言えないまま飲み込んでいることってありますよね。特に、性にまつわるモヤモヤは、空気として刷り込まれた価値観が強すぎて、自分の感じ方のほうを疑ってしまうことも多いと思います。読んでいて、この本に刺さった人はまさにその「空気の正体」を言葉にしてほしかったんじゃないか、と強く感じました。 田房永子さんが描いているのは、男性の性欲だけが「微笑ましい」とされ、女性の性欲は最初から存在しないことにされてきた構造です。読者が保存していた部分は、まさにそこで奪われてきた視点を、作者が自分の体験をとおして丁寧に拾いなおしているところ。自分が「見守る側」に勝手に置かれた不自由さや、世代をまたいで受け継がれてきた諦めや怒りに名前がつくと、これまで整理できなかった感情が急に立ち上がってきます。 もうひとつ印象的なのは、著者が決して「男を攻撃したい」わけではないこと。山の比喩にあるように、誰かを倒したいのではなく、長年続いてきたしんどさを、そのまま次の世代に流したくないだけなんですよね。AKBのライブ体験のくだりも、男社会の裏側が“想像と違う”と分かった瞬間の拍子抜けや戸惑いがリアルで、性にまつわる固定観念がいかに強固かを逆に浮かび上がらせてくれます。 性別に関わらず、「なんでこの空気だけは変わらないんだろう」と感じてきた人に刺さると思います。誰かの正しさに合わせるんじゃなく、まず自分の感覚を取り戻すための一冊として、静かに効いてきます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ベストセラー『母がしんどい』『ママだって、人間』の著者がこっそり報告します……お宅のダンナ(カレシ)、こんな楽しいことしてますよ…。羨ましすぎるっ!(怒) エロ本の取材現場を「女目線」で覗いて気づいた「男社会」の真実。 男しか行けない場所、男たちが行く風俗はどんなところなのか。女たちは知らされていない。知らされることなく、「男がそういう場所に行くのは当たり前」「許すのが賢い女」と言われる。今こそ知って考えたい。男しか行けない場所が、どんなところなのか。そこでは一体どんなことが繰り広げられているのか。
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