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座右の古典

座右の古典

鎌田 浩毅

累計読者数6
平均ハイライト数 32.7件/人
star総合評価 77/100
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この本について

仕事でも人生でも、「自分は何に向いていて、どこを目指しているのか」がぼんやりしたまま時間だけ過ぎていく時期ってありますよね。理想は高く持っていたはずなのに、目の前の現実に足がすくんでしまう。動けない自分に焦りつつ、手帳だけが真っ白……みたいなあの感じです。 『座右の古典』は、そのモヤモヤに直接答えてくれるというより、「一段視点を引き上げてくれる」タイプの本でした。たとえばソクラテスの「汝自身を知れ」や、能の世界の「離見の見」の話からは、自分をただ鼓舞するのではなく、少し距離を置いて観察する姿勢の大事さを実感させられます。また、著者自身がロールモデルを持ち続けた話は、理想像を描くことが思い上がりではなく、人格を育てる現実的な手段なんだと腑に落ちました。さらに、勤勉さや行動をめぐる古典の知恵は、派手さはないけれど、迷っている時ほど効いてくる地味な筋力みたいなものをくれます。 全体を通して一番感じたのは、「目立つ成果より、生きがいを感じられる方向へ小さくでも動こう」という静かな後押しです。苦労や試練そのものが生きがいをつくるという視点は、今の時代には逆説的に聞こえるけれど、だからこそ腹に落ちる人も多いと思います。 理想と現実のギャップに少し疲れてしまった人、自分の軸をつくり直したい人には、じっくり効く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

歴史のふるいにかけられて残った古典を「読んでおきたい」気持ちはあるが、敷居が高い、読破する時間がない、...というのが多くの読者の現実だ。本書は『理科系の読書術』が好評の京大人気No.1教授著者による、手っ取り早く古典のエッセンスを知るための読書ガイドである。いまこそ読みたい必読古典50冊を厳選し、名文ピックアップ/どんな本?/解説/3行で要約!の項目別にサクサク紹介。読むほどに教養が身につく、忙しい現代人のための古典案内。
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