
M9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道 (PHP新書)
鎌田 浩毅
PHP研究所 / 2024-08-08
累計読者数5
平均ハイライト数 16.8件/人
推定読了時間 約5時間
star総合評価 51/100
start序盤集中型
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この本について
地震の話って、どうしても「そのうち考えよう」と後回しにしがちなんですよね。自分もずっとそうで、自治体の想定被害の数字を見ても、どこか自分の生活とはつながらないまま終わっていました。でも日常の足元がどれくらい脆いのか、どう備えれば“現実的に”生き延びられるのかは、本当はもっと手前で知っておきたかったりします。 この本がおもしろいのは、「南海トラフが危ない」といった見出しよりも、なぜ備えが難しいのかを、人の認知のクセから描いているところです。関西で大地震は来ないと信じられていた話や、津波が迫っても低地に残ってしまった人が多かった理由など、自分の感覚にも重なる例が多くて、読んでいて勝手に冷や汗が出ます。そして、地震そのものだけでなく、首都直下で最も犠牲者が出るのは“揺れより火災”だといった現実的な視点が、一気に行動へつながっていきます。 特に刺さったのは、地震が「いつ来るかは予知できない」前提で、それでも日常をどう積み上げればいいかを淡々と示してくれるところです。巨大地震のエネルギーを具体的な比較で理解できたり、地盤ごとの被害の差をイメージできたりと、漠然とした不安が「じゃあ、家の周りを一度見直すか」くらいまで解像度が上がる感覚があります。 自分と同じように、危機感と現実の生活との距離感にモヤモヤしている人にはよく届く本だと思います。
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出版社による紹介
「大地変動の時代」に入った日本列島で生き延びるために。「京大人気No.1講義」で名を馳せた地球科学者が、列島を襲う巨大地震を警告! 今後、東日本大震災と同じマグニチュード9の巨大地震が、三つ起こる可能性がある。震源域はそれぞれ、千島海溝と日本海溝、南海トラフ、九州・沖縄沖の琉球海溝である。本書ではこの三つの巨大地震について取り上げるほか、犠牲者最大2万3000人と推測されている首都直下地震や房総半島沖地震、2020年代に桜島や有珠山が噴火する可能性など、警戒すべき大地震を平易に解説。 ●東日本大震災以降に内陸地震が増加 ●千葉県直下にプレートが3枚 ●関東大震災の再来と元禄関東地震 ●首都直下地震——帰宅困難者800万人、避難所生活者290万人 ●地震発生確率の読み方 ●南海トラフ巨大地震の被害想定 ●九州・沖縄沖の琉球海溝M9地震 ●高層ビルを襲う長周期地震動 ●日本海東縁部ひずみ集中帯の地震と津波 ●M9クラスの日本海溝・千島海溝地震 【PHP研究所】
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