
神様につながった電話: ―我を消すと、神が降りてくる―
保江邦夫
風雲舎 / 201407
累計読者数4
平均ハイライト数 21.3件/人
star総合評価 68/100
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この本について
忙しい日常のなかで、「自分の感覚ってどこまで信じていいのか」とか「心が雑音だらけで、本当に大事なものが見えない」と感じることが僕にもよくあります。思考で整理しようとしても限界があって、もっと根っこの部分で視界が開くような体験がほしい。でもスピリチュアルに寄りすぎる話には抵抗がある。そんな中でこの本に出会いました。 印象的だったのは、著者が語る“我が薄まった瞬間にだけ起きる出来事”の数々です。たとえば、技をかけるときに祝詞を唱えると力みが抜け、相手も自分も想定以上に動けてしまう場面や、店に入る前になんとなく「心地よさ」を嗅ぎ分ける感覚の話。これは神秘というより、僕らの日常にも薄く存在している“雑念の層が一瞬どく感じ”に近いものだと思いました。読んでいて、無理に気合で突破するよりも、視点の置き方を少し変えるほうが結果的にうまくいくことがある、と妙に腑に落ちます。 そして極端な体験談のように見えて、根底に流れているのは「我が張りついた状態だと、本来の力も直感も働かない」という静かな指摘です。仕事で煮詰まったとき、反射的に力んでしまうクセがある人ほど、ここが響くかもしれません。 変な言い方ですが、「理屈で説明できないけど、自分の内側に確かにある感覚」を無視してきた人に刺さる本です。扱っているテーマは神秘的ですが、読後に残るのは意外と現実的な“力の抜き方”でした。
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