
世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 (角川文庫)
斎藤 環
累計読者数3
平均ハイライト数 17.7件/人
star総合評価 52/100
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この本について
人と話していて「なんでこんなに噛み合わないんだろう」とか、自分の中にある説明しづらい衝動にモヤッとすることってありませんか。ちゃんと考えてるつもりなのに、気づけば勢いで動いていたり、逆に空気を読みすぎて本音がどこかへ行ってしまったり。僕自身、それが性格なのか社会の影響なのか分からずに長く迷ってきました。 この本は、そんな“説明しにくい自分”に、ひとつ別の角度から光を当ててくれます。たとえば、ヤンキー的な心性として描かれる「メタは弱いけどベタは強い感覚」。これ、読んでみると驚くほど日常に当てはまって、無意識の行動に理由がつくような感覚があります。また、ギャル語のような“会話のための会話”が、実は高度な関係調整の技術だという視点は、コミュニケーションでつまずきがちな人ほど救われます。そして、反社会性すら様式化して吸収してしまう日本社会の構造を知ると、自分の反応が“個人の弱さ”だけでは説明できないことにも気づきます。 「自分の中の説明できない部分に、名前をつけたい人」に刺さる本だと思います。大げさに人生が変わるわけではないけれど、曖昧だった輪郭が少しだけはっきりする、そんな体験ができます。
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