
なぜ名前だけがでてこないのか: 脳科学者が教える本当に正しい記憶力の鍛え方
澤田 誠
誠文堂新光社 / 2013-12-20
累計読者数3
平均ハイライト数 4.7件/人
推定読了時間 約2時間35分
star総合評価 48/100
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この本について
人の名前や単語だけがどうしても出てこなくて、急に自分の記憶力が落ちたんじゃないか…と不安になること、ありますよね。僕も仕事中に固まってしまい、「なんで今だけ思い出せないんだ」と焦ってさらに出てこなくなる、という負のループをよくやっていました。 この本が面白いのは、「思い出せない」現象を根性や努力不足ではなく、脳の仕組みとして説明してくれるところです。焦りのような不快な情動が神経回路を抑え込むとか、意味記憶・エピソード記憶が睡眠の深さで整理されているとか、普段の生活の中で起きていることがつながって見えてきます。アルコールが血液脳関門をすり抜ける理由の話もそうですが、脳って意外と合理的にできているんだな、とちょっと安心できるんですよね。 読んでいて特に刺さったのは、「思い出せないときの自分を不必要に追い詰めなくていい」という視点の変化でした。焦って探すより、一度手放して別の作業をしているうちに自然と思い出す──そんな経験の裏側に、ちゃんと脳の働きがあると知るだけで、余計なストレスをかけずに済むようになります。 自分の物忘れに過敏になりがちな人、または仕事で「頭の回転が鈍くなった気がする」と感じている人に静かに効いてくる一冊だと思います。
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出版社による紹介
脳を鍛えるなら、インプットよりアウトプットのほうが大切だった! 記憶の正しい「引き出し方」に着目した一冊 記憶力を鍛えるといえば、暗記術のようなインプットの話ばかりが溢れています。 でも社会人に必要なのはアウトプットのコツ。 記憶力を鍛えるとは、実は「記憶の引き出し方」を鍛えることだったんです。 人やものの名前を急にど忘れしたり、思い込みでミスしてしまったりしたことはありませんか? これは「記憶の引き出し方」のメカニズムを知れば、防げるようになります。 解説は名古屋大学で脳神経科学を専門に第一線で研究している澤田先生。 記憶にまつわる脳の本質的な機能をわかりやすく語りながら、本当に正しいと考えられている記憶の鍛え方を紹介。 記憶を引き出しやすくするための具体的なノウハウも満載です。 すぐに役立つアドバイスだけでなく、デジャブ(既視感)の謎、思い出が美化される不思議など、脳が記憶を引き出すときのおもしろいクセも解き明かされ、記憶のみならず脳の意外な正体もわかってくるサイエンス読みものです。
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