
3分でわかる ラテラル・シンキングの基本
山下貴史
日本実業出版社 / 2008-12-01
この本について
仕事の課題に向き合っていると、「考えても同じところをぐるぐるしてしまう」「相手の反応ばかり気になって、本質的なアイデアが育たない」みたいなモヤモヤが出てきませんか。自分でも気づかない思い込みや、チーム内の“暗黙の常識”に縛られていると、余計に抜け出しにくいんですよね。僕もそこがずっと苦手でした。 この本が助けてくれたのは、考え方を増やすというより「視点を動かす練習」をくれたことでした。たとえば第一〜第三の視点を行き来しながら、相手の立場や、自分と相手の関係までいったん俯瞰してみると、ただの衝突だと思っていた問題が、別の組み立て方に見えてきます。また、アイデアは思いついた瞬間がゴールではなく、相談したり議論したりしながら育てていくものだ、という発想も個人的に大きかったです。人に見せるのをためらっていた案でも、穴を指摘されることで次の一歩が生まれる感覚があります。 さらに「そもそもその制約って本当に必要?」と問い直す流れも、現場でよく効きました。与えられた枠の中で考えるのが習慣になっていると気づきにくいですが、制約をひとつずつ外してみるだけで選択肢が広がることがあります。過度に発想法を神格化するのではなく、日常の思考のクセを少しずつほぐしていく感じが、この本の現実的で使いやすいところだと思います。 「考えているはずなのに、同じ答えにしか辿り着けない」と感じている人には、特に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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