
脳を最適化する ブレインフィットネス完全ガイド
アルバロ・フェルナンデス, エルコノン・ゴールドバーグ, パスカル・マイケロン, and 山田 雅久
CCCメディアハウス / 2015-11-02
この本について
なんとなく「前より集中できない」「新しいことを覚える体力が落ちた気がする」と感じる瞬間ってありますよね。自分だけかと思うと不安になるけど、日々の習慣で脳がじわじわ変わっていくことを知ると、少しだけ気持ちが軽くなります。最近この本を読みながら、「脳は放っておくと衰えるけれど、刺激を与えればちゃんと応えてくれるんだな」と実感しました。 おもしろかったのは、ロンドンのタクシードライバーの海馬が、バスドライバーより大きくなるという話。日々の「新しいルートを探す」という負荷が、脳の構造そのものを変えていく。これは特別な才能じゃなく、数年の積み重ねで十分だと書かれていて、仕事で新しい領域に挑戦するのを先延ばしにしていた自分にはけっこう刺さりました。さらに、運動や食事のような生活習慣が、思った以上に認知力を左右する点も現実的で、週に数回の有酸素運動だけでも脳の働きが変わるというのは救いでもあります。 そしてもう一つ感じたのは、脳のためには「楽をしすぎないこと」が大事だということ。慣れた作業だけを続けていると、脳はあまり変わらないまま。でも、少しだけ難しい本を読んだり、いつもの議論にもう一歩踏み込んでみたり、そういう刺激がワーキングメモリや実行機能を強くしていく。自分も人と話す時に、相手の意図を探ったり感情を抑えたりするだけで脳が鍛えられると知って、日々のコミュニケーションの見え方が少し変わりました。 「最近、脳が鈍ってきたかも」「新しいことを覚える余裕がない」と感じている人にとって、この本は無理のない現実的な視点をくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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