ヨムナビ
パブリックスクール ―檻の中の王― (キャラ文庫)

パブリックスクール ―檻の中の王― (キャラ文庫)

樋口美沙緒

徳間書店 / 2015-10-31

累計読者数4
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約6時間40分
star総合評価 54/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%

この本について

人間関係って、一度深くつながった相手ほど距離を変えるのが難しいですよね。もう前とは違うとわかっていても、情だけが残って動けなくなることがあるし、自分の心のサイズが変わってしまったことを素直に認めるのにも時間がかかります。あの頃と同じ場所にいられない自分に、どこか罪悪感がつきまとうような感じです。 『パブリックスクール ―檻の中の王―』で描かれているのは、その“心の変化を受け入れる痛さ”そのものです。読者が抜き出していた言葉の多くが、誰かを強く想いながらも、同時にその想いを手放そうとする葛藤に向いているのが印象的でした。特に「きみはとっくに気付いてる。一人では生きていけない」「僕はもう、きみを愛するのはやめる」という場面は、ただ恋愛の話というより、自分の世界を広げるための通過点のように響きます。それまで自分を支えてくれた相手への感謝と執着、その両方を抱えたまま前に進む姿が、妙に現実的なんですよね。 この作品が効くのは、誰かとの関係を変えざるをえなかった経験のある人だと思います。あの頃の自分を裏切っているようで苦しかったり、それでも新しい場所に踏み出すしかなかったり。そんなときに、この物語の登場人物たちの不器用な選択が、少しだけ自分の背中を押してくれるはずです。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

樋口美沙緒の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

名門貴族の子弟が集う、全寮制パブリックスクール―その頂点に君臨する、全校憧れの監督生で寮代表のエドワード。母を亡くし、父方の実家に引き取られた礼が密かに恋する自慢の義兄だ。気ままで尊大だけれど、幼い頃は可愛がってくれたエドは、礼の入学と同時に冷たく豹変!!「一切誰とも関わるな」と友人を作ることも許さずに!?厳格な伝統と階級に縛られた、身分違いの切ない片恋!!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要