
ダイアローグ・マネジメント 対話が生み出す強い組織
ケネス・J・ガーゲン、ロネ・ヒエストゥッド、伊藤守
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2015-11-19
この本について
職場での会話が、気づくと同じパターンに流れていくことってありませんか。言ったつもりが伝わっていない感じとか、そもそも何を話しても噛み合わない相手がいるとか。「この組織ではこういうものだから」と自分でも無意識に諦めてしまう瞬間があって、そこにモヤモヤが積もっていく。僕自身、そこでどう動けばいいのか分からなくなることがよくあります。 『ダイアローグ・マネジメント』が扱っているのは、そんな“いつもの流れ”のほぐし方です。相手は何を考えているのか分からないし、そもそも存在するのは事実ではなく解釈だという前提に立つと、言葉のやりとりそのものが関係をつくっていくプロセスに見えてくる。たとえば、普段の一言が相手をどんな現実やシナリオへ招待しているのかを意識すると、同じ会議でもまったく違う景色になります。また、組織でよく起きる“退化のシナリオ”に巻き込まれているだけで、自分が悪いわけではないと分かるだけでも気が楽になります。さらに、感情の表現すら文化的に学習された役割だと捉えると、相手の反応を個性として決めつけずに扱えるようになります。 強い主張で組織を変えるというより、日々の会話の「選択地点」で別の選択肢を持てるようになる本です。チームの空気が重く感じるときや、対話が噛み合わない理由が分からずに疲れている人にとって、現実的に使えるヒントが多いと思います。こんな人に刺さる本です。
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ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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