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創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論~ (光文社新書)

創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論~ (光文社新書)

若新 雄純

累計読者数9
平均ハイライト数 21.1件/人
推定読了時間 約4時間49分
star総合評価 61/100
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この本について

仕事でも日常でも、「ちゃんと言葉にして説明しなきゃ」と思うほど、自分の感じている本質から遠ざかっていく気がすることがあります。会議では白黒つける話ばかりになるし、失敗しないように事前に固めて、結局なにも動けないまま終わる。そういう窮屈さに気づいているのに、どうゆるめたらいいのかわからないまま、僕自身も長くもやもやしていました。 この本が面白かったのは、正面突破の「変革」をすすめているわけではなく、もう少し人間の感覚に寄せた方向を指しているところです。たとえば「いきなり勝負を決めず、支流から始めればいい」という考え方は、成果を求められる場にいる人ほど救われると思います。うまくいったら広げればいいし、だめならやり直せばいい。説明責任や正解探しに縛られる前に、まず“やってみる余白”を許す感覚が戻ってきます。また、「意見を出さない」という現実をそのまま観察したり、女子高生たちの“なんとなく”に寄り添った事例が多いので、机上の理論ではなく、実際の現場で何が動くのかがイメージしやすいのもありがたいところです。 全体として、硬直した空気をゆるめるには、勇ましいスローガンよりも、雑談や無目的なおしゃべりさえ大事になるという視点が貫かれていて、自分の働き方や人との関わり方を少し戻って見直すきっかけになります。かたい組織で息が詰まりがちな人や、正解探しに疲れてしまった人には、静かに効くと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

従来のよくできた社会システムの多くは、どうやら耐用年数がすぎ、人や組織のあり方を窮屈にしてしまっている。私たちの日常に多様なスタイルや解放的な文化をつくりだしていくには、この「かたい社会」のシステムや人間関係を、中心ではなく周辺部分からゆるめていく脱力的なアプローチが不可欠になる。白黒をはっきりつける二項対立的思考や問題解決手法には限界があり、ズレや違いを認め周囲と柔軟に関わり合い、試行錯誤しながら変化と広がりをつくっていく「ゆるいコミュニケーション」が必要だ。ゆるい就職・NEET株式会社・鯖江市役所JK課...数々の実験的プロジェクトの実態と、そこに生まれるゆらぎやとまどい、それに携わった当事者のリアルで生々しい感情の交錯などから「新しい何か」の萌芽を探っていく。
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