
人間ってなんだ (講談社+α新書)
鴻上尚史
講談社 / 2022-07-22
累計読者数4
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約2時間6分
star総合評価 49/100
menu_book精読型
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この本について
最近、人との距離感とか、自分の「普通」ってどこなんだろう…とぼんやり考えることが増えました。正しさとか健全さみたいなものが前提になっていて、ちょっとでもズレると「これ大丈夫かな」と不安になる感じです。そういう時に『人間ってなんだ』を読んだら、力づくで答えをくれる本ではないのに、視点がすっと動く瞬間がいくつかありました。 特に大きかったのは、「自分がいつもいる位置から少しずれる」ことの大切さが、頭じゃなくて体で理解できるようになるところです。座って考えたことは座った体にしか届かない、という言葉はけっこう刺さって、仕事でも家でも同じ姿勢のまま考え続けて固まっていた自分に気づきました。あと、「一生懸命と集中は違う」という話も、がんばる方向を間違えるとしんどくなるよね…と妙に実感を伴って入ってきます。 もうひとつ、この本は「ズレ」を恐れなくていいという感覚を少しずつ育ててくれます。人は自分の持っている構図から外れたときに笑う、という説明があって、自分が他人のズレを笑ってしまう理由や、逆に笑われてモヤッとする理由が腑に落ちました。そこに善悪のジャッジはなくて、構図が違うだけなんだと思えると、人との距離がちょっと楽になります。 派手ではないけれど、読んだあとに視界の角度がほんの少し変わる本です。自分の「普通」に窮屈さを感じている人に刺さると思います。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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出版社による紹介
「人間とつきあうのが仕事」の演出家がずーっと考えてきた。 読むと誰かと語り合いたくなる「人間」についてのあれこれ。 【目次】 1 異文化で人間について考える 世界のボケは共通である バイリンガルと成熟 日本人もイギリス人もそんなに変わらない 2 立ち止まって考える 牛は食えるか、犬は食えないか? アウシュビッツは「正義」がたどり着いた地獄である なぜ戦争は起こるのか 「笑い」とは何か あなたは「マインドコントロール」されてないか? 連合赤軍事件とは何だったのか 3 からだを意識する ことばがひらかれるとき 体と精神の不思議な結びつき 座った体と動いている体 画面越しでは難しい、感情やイメージを伝えるということ 4 性の世界は奥が深い 突然、国際電話の請求書が送られて来た 君は美人のお姉さんのウンチを見たか? 性の世界は深くて奥深いのである 「ただしイケメンに限る」という嘘 色っぽくなるためにはどうすればいいのか 人生と賢者タイム 5 才能ってなんだ 「こんな私でも」という感覚 欲望の淡い人間たちの時代 体力と人柄と才能 恥をかける大人は偉い 『影武者』のオーディションを受けた日 巨匠のフットワーク 蜷川幸雄さんのこと 6 希望について バカバカしいことに真面目にエネルギーを使う 修羅場の中で青空を ワークショップにはいろいろな人がやってくる ツイッターと想像力
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