ヨムナビ
教えないスキル ~ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術~(小学館新書)

教えないスキル ~ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術~(小学館新書)

佐伯夕利子

小学館 / 2021-02-06

累計読者数32
平均ハイライト数 23.2件/人
推定読了時間 約2時間10分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 38%

この本について

指導やマネジメントに関わっていると、「自分の声かけってこれでいいのか」とか、「つい結果ばかり見てしまう」といったモヤモヤが出てきませんか。相手のためのつもりが、実は相手の考える余白をつぶしていた…みたいな瞬間、僕も何度もあります。 この本が面白いのは、育成の名門ビジャレアルの話なのに、“特別なメソッド”を渡してくるわけじゃないところです。読んでいて刺さったのは、指導者自身の思考の癖を見直すプロセスが、とても生活感のある形で描かれていることでした。たとえば会議の録音をとって、自分が誰に何回声をかけていたのかを数える場面。主観では気づけなかった偏りが露わになって、そこから価値観の再構築が始まっていく流れは、仕事にもそのまま置き換えられます。また、「はい回っておいで」と選手に一度距離を取らせるシーンにあるように、すぐ答えを渡すのではなく、相手が自分で状況を認知できるように促す姿勢も印象的でした。 読み進めるほど、育成って“教える”より“問いを立てられるか”が分かれ目なんだな、と静かに実感させられます。選手を主語にするように、部下や後輩との関係でも「どう考えたの?」と一歩だけ踏み込むだけで場が変わる。そんな小さな変化が積み重なって、組織としての一貫性も育っていくのだと感じました。 自分の関わり方を見直したい人や、「指導って結局何をすればいいの?」と迷っている人に届く本です。僕自身、余白を作る勇気をもう一度取り戻せた一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ビジャレアルの育成改革に日本人女性の凄技。 スペインのフットボールチーム「ビジャレアル」。 欧州リーグ優勝をしたクラブとしても、人気が高い。 ビジャレアルのカンテラ(育成組織)はヨーロッパ及びスペインで 最も堅実な育成機関と評されている。 自前の下部組織からの選手が多勢いることからもわかる。 2014年から、チーム一丸、この育成・指導大改革に携わった著者。 彼女はスペインで初の日本人クラブ監督に就任した経歴もある。 ★テーブルは丸テーブルに ★注意するときは「サンドイッチ話法」で ★「こうだよ!」を「どう思う?」の「問い言葉に」 ★選手が選手を指導する「学び合い」作戦 ★コーチ全員にビデオカメラ。指導法は客観視する、など。 サッカー(フットボール)の指導のみならず、 ビジネスの現場で若手を育成する際に、 学校教育の現場でも、 日常の家庭での教育にも、 置き換えてみれば取り入れ可能なメソッドが多い。 「教えない」ことで「学びの意欲が増す、成長する」。 そのヒントが満載の書である。 (底本 2021年2月発行作品)
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要