
グローバル・グリーン・ニューディール
ジェレミー・リフキン and 幾島 幸子
この本について
エネルギーの話になると、専門用語ばかりで「結局なにがどう変わるのか」よく分からないまま、不安だけが増えることってあります。仕事でも、脱炭素とかインフラ更新とか聞くたびに、どこまで本気で捉えるべきか迷うんですよね。自分の生活やキャリアと、地球規模の話の距離感がつかみにくいまま、モヤモヤだけが積もっていく感じがあります。 この本は、そういう抽象的な不安に対して、現場レベルで何が起きているのかを丁寧に見せてくれます。太陽光や風力のコストが、化石燃料どころか原子力をも下回っているという数字は、エネルギー転換が「理念」ではなく実務レベルで進んでいることを実感させてくれますし、座礁資産の話は、企業がいま直面しているリスクをかなり生々しく描いています。また、インフラ投資が雇用や地域のエネルギー効率にどう跳ね返るかという部分は、自分の働き方にも意外なつながりが見えてくるはずです。 テクノロジーが進めば雇用は非営利セクターに広がっていく、という視点も、将来のキャリアを考えるうえで一つの落ち着きどころになります。大きな変化の話ではあるけれど、読み終わる頃には「自分がどこに立っているのか」を少しだけ掴みなおせる本です。 特に、環境問題の議論に置いていかれている気がする人や、仕事と社会変化のつながりを知りたい人に刺さると思います。
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