
洗脳論語
苫米地英人
累計読者数6
平均ハイライト数 16.7件/人
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%
この本について
最近、「昔から当たり前と言われてきた価値観って、本当に自分の考えなのか…?」と立ち止まることが増えていました。親や上司との関係、学歴や肩書のプレッシャー、歴史や伝統を“知らないと語れない”空気。どこかで違和感を覚えつつも、はっきり言語化できないまま飲み込んでしまうこと、ありますよね。 『洗脳論語』は、そのモヤモヤをかなり容赦なくほどいてきます。論語そのものをどう評価するかは別として、「なぜ自分はこう感じてしまうのか」を理解する手がかりが具体的に見えてくるのが、この本の強みだと思います。例えば、人命より“仁”が上位に置かれてきた歴史の話は、なぜ日本で自己犠牲や同調に引っ張られやすいのかを説明する材料になりますし、「古いものを知らないと語れない」という言葉の裏にある“権威が優位に立つ構造”も、日常の違和感とつながる部分が多いです。 読んでいて感じたのは、儒教そのものを断罪するというより、無自覚に埋め込まれてきた前提をいったん外してみると、選べる行動が増えるということ。学歴や職業に対して過剰に気おくれしてしまう理由や、“出る杭”として叩かれる雰囲気の仕組みが、少し立体的に見えてきます。 「自分の考えがどこから来ているのかを一度整理したい人」には、特に刺さると思います。
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