
頭蓋骨をユルめる!
吉田篤司
BABジャパン / 2015-10-20
この本について
たとえば仕事の合間、ふと顔がこわばっているのに気づくことありませんか。深呼吸してもぜんぜん抜けない緊張や、寝ても取れない頭の重さみたいなものを、どう扱えばいいのかずっと迷っていました。力でほぐすと逆に固まるし、かといって放っておくと表情までぎこちなくなる。そんなときに、この本の“皮膚の動きを探す”という考え方がわりと腑に落ちました。 印象的だったのは、押したり伸ばしたりしないこと。砂の上のサランラップをそっと動かすような、表面のまた表面に触れるだけでいい。急がず、なめらかに動く方向を探すと、皮膚がスーッと広がって、その下の筋膜まで勝手に追従してくれる。この“自分で何とかしようと力むほど固まる”感じって、仕事の場面でもよくあると思うんですけど、体でもまったく同じなんだなと気づかされました。 さらに面白いのは、頭蓋骨そのものをどうにかするんじゃなくて、ねじれた皮膚や筋膜の流れを整えることで結果的にユルむ、という位置づけがすごく現実的だったこと。姿勢を整えて、両手でゆっくり方向を探すだけで「あ、ここは動かないんだ」とわかる瞬間が何度かあって、意外と自分の表情のクセや疲れ方って、こういう“表層のねじれ”に出ていたんだと思いました。 仕事で表情を使う人や、力みグセが抜けにくい人には特に刺さりやすい一冊です。大げさな革命じゃなく、小さなほぐれ方の積み重ねで気分が変わる体験に近いので、私と同じように「力を抜くってどうやればいいのか」迷ってきた人には、ちょうどいい相棒になると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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