
不思議の国のアリス+鏡の国のアリス 2冊合本版 (角川文庫)
ルイス・キャロル、河合 祥一郎
KADOKAWA / 202211
累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約6時間32分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
最近、自分の考えが正しいのか間違っているのか、急にわからなくなることがあります。昨日まで普通だったのに、今日はまったくしっくりこない。そんな「自分の感覚がズレている気がする瞬間」って、誰でもありますよね。 『不思議の国のアリス』の抜粋を見ていると、まさにその感覚に寄り添ってくれる場面が多いんです。チェシャ猫に「ここじゃあ、みんな気がくるってるんだ」と言われるシーンなんかは、自分だけがおかしいんじゃなくて、環境のほうがそもそも変なんだと気づかせてくれます。何かに適応できないとき、原因を自分にだけ求めなくていい、という視点が持てるんですよね。 もうひとつは、アリスが「きのうまではいつものとおりだったのに」と戸惑う場面。あれって、仕事で役割が急に変わったり、生活のリズムがずれたりしたときの自分そのままだなと思います。変化に慣れるまでのあの落ち着かなさを、むしろ自然なものとして扱ってくれる感覚があります。 それから、海ガメもどきの長い沈黙に付き合うアリスの姿勢も好きで、話の核心にたどり着くまでの“待つしかない時間”を肯定しているように感じました。答えが見えない時期でも、それだけで結論を急がなくていいと思えるんです。 自分のズレや迷いをそのまま抱えて歩いている人に、静かに効いてくる物語だと思います。
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出版社による紹介
ある昼下がり、アリスが土手で見たものは、チョッキを着た白ウサギ——。ウサギは時計を取り出しながら、急ぎ足に通り過ぎ、生垣の下の穴にぴょんと飛び込みました。アリスも続いて飛び込むと、そこはチェシャーネコや三月ウサギ、帽子屋にハートの女王などなど、一癖もふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる夢と幻想の国。ユーモア溢れる世界児童文学の傑作を、原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した画期的な新訳決定版『不思議の国のアリス』と、部屋の鏡を通り抜けて、おしゃべりする花々やたまごのハンプティ・ダンプティたちが集う不思議な国で女王を目指すアリスの冒険を描いた『鏡の国のアリス』の2冊をあわせた合本版が登場! ジョン・テニエルの美しい挿絵を収録した、決定版!
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