
自由に生きる: よき縁となし、よき縁となる。抜苦与楽の実践哲学
プラユキ・ナラテボー
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この本について
最近、何かあるたびに気持ちが揺れてしまう、という相談をよくもらいます。相手の言葉に反応してしまったり、仕事のちょっとした変化で一日中ざわついたり。頭では「落ち着こう」と思っても、身体や感情が勝手に動く感じがして、自分でも手に負えないときがあります。僕自身も同じで、その揺れをどう扱えばいいのかずっと迷っていました。 この本が面白いのは、「感情を消す」方向ではなく、起きている現象をそのまま見られるようになると、自然に反応のクセが弱まるという視点をくれるところです。たとえば、怒りのエネルギーそのものは悪者ではなく、理解の方向へ転じる可能性があること。あるいは、湧いてくる思考を無理に止めるのではなく、「今、怒ってるな」「不安が出てきたな」と名前をつけて距離を取るだけで、身体の緊張そのものがゆるんでいくこと。さらに、苦しみが生まれるのは出来事そのものよりも、そこに自動的に貼り付けてしまう意味づけだと気づけると、選べる行動が増えていく、という実感も得られます。 劇的な変化を約束するタイプの本ではありませんが、日々の小さな揺れに振り回されがちな人にとっては、かなり実用的な足場になります。特に「感情に飲まれやすいけれど、感情を抑えつけるのも違う気がしている人」には静かに刺さると思います。
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