
跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること
東田直樹
イースト・プレス / 2014-09-09
累計読者数11
平均ハイライト数 9.4件/人
推定読了時間 約2時間32分
star総合評価 53/100
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この本について
人と関わることに疲れたり、自分の気持ちを誰にも理解されていないような感覚になる日ってありますよね。頭では「気にしすぎかも」と思っても、心がついてこない。そんな時に、世界の捉え方そのものを少し横から照らしてくれる本に出会うと、呼吸が楽になることがあります。 『跳びはねる思考』は、自閉症である東田直樹さんが、自分の内側の感覚や思考を丁寧に言葉にした一冊です。ただ“特別な体験”を語っているのではなく、読んでいると、自分が当たり前だと思い込んでいた景色がゆっくりほぐれていきます。たとえば、「自分の幸せに気づくことも学びのひとつ」という視点や、「わかってもらえない苦しさは、特別なものではない」というまなざしは、こちらの凝り固まった気持ちをやんわり動かしてくれます。また、人とのつながりや別れを“時間のリセット”として捉える描写も、感情の整理に手が届かない時の助けになるはずです。 特に、他人の目を気にしすぎてしまう人や、うまく言葉にできない気持ちを抱えがちな人に静かに響く本だと思います。大きな答えをくれるというより、視点の角度を一度だけそっと変えてくれる。そのわずかな角度の違いが、日々をもう少し続けてみようと思わせてくれる、そんな一冊でした。
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出版社による紹介
僕は、二十二歳の自閉症者です。人と会話することができません。僕の口から出る言葉は、奇声や雄叫び、意味のないひとりごとです。普段しているこだわり行動や跳びはねる姿からは、僕がこんな文章を書くとは、誰にも想像できないでしょう。――(本文より) 会話ができないもどかしさ、意に沿わない行動をする身体を抱え、だからこそ、一語一語を大切に発してきた重度自閉症の作家・東田直樹。小学生の頃から絵本やエッセイなど、多くの作品を執筆してきた彼が「ひとりの22歳の人間」として書いた、鋭く、清冽な、驚異のエッセイ。
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