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がんでも長生き 心のメソッド

がんでも長生き 心のメソッド

今渕恵子、保坂隆

マガジンハウス / 2016-01-28

累計読者数4
平均ハイライト数 4.5件/人
推定読了時間 約2時間2分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

がんに限らず、突然「生きる」と真正面から向き合わざるを得ない状況に置かれたとき、まず湧いてくるのって不安そのものよりも、“何をどう整理したらいいのか分からない”という戸惑いなんじゃないかと思います。怖さの正体がぼやけたままだから、余計にしんどい。今回の抜粋を見ていると、まさにそのモヤモヤに反応して保存した人が多い気がします。 この本が面白いのは、「死にたくない」という大きすぎる感情をいきなり乗り越えようとせず、一度ほぐして「なぜ自分はそう思うのか」と段階的に見にいく道筋を示してくれるところです。例えば、漠然とした恐怖の扉をいきなり開放するのではなく、まず大きさを確かめ、次に明かりをつけ、形を見ていくように、気持ちを具体化していく過程が丁寧に書かれています。それが最終的に「生きる目標」として手に取れる形になる。精神腫瘍科の視点や、ソーシャルサポートの三種類の説明も、感情の扱い方を“気合”や“前向きさ”ではなく現実的に整理してくれるので、読みながら肩の力が抜けました。 また、病院では運動処方が診療報酬にならない現状や、就労の悩みなど、治療と生活の狭間で生まれる実務的なつまずきにも触れていて、「気持ちの問題」だけでは語れない部分も拾ってくれます。だからこそ、がん経験者だけに限らず、生活や仕事が揺らいだときに“自分の足場を作り直したい人”にも届く本だと思います。 大げさな希望を押しつけない本なので、静かに軸を作りたいときにちょうどいい距離感です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

心の免疫力アップが、がん寿命を左右する!日本ではまだ珍しい精神腫瘍科(がん患者専門の精神科)の医師である、聖路加国際病院の保坂隆先生に、コピーライターであり、2014年にステージ4の乳がんを告知された、今渕恵子さんが、自らの体験をもとに心のケアの必要性とそのメソッドをインタビュー。 がん患者の7割の心をラクにする2つの基本、「がんは高血圧や糖尿病と同じ慢性疾患のひとつにすぎない」 「日本人の2人に1人はがんになる時代。でもがんで死ぬのは10人に3人」をはじめ、「肉体的な痛みは99.9%コントロールできる」「がんは第2の人生の始まり」など、目から鱗の事実をQ&A方式でわかりやすく解説していく。がん患者の心がV字回復し、免疫力が上がるメソッドのすべてを初めて公開!
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