
官能小説の奥義 (角川ソフィア文庫)
永田 守弘
集英社 / 2007-09
累計読者数4
平均ハイライト数 45.5件/人
推定読了時間 約4時間7分
star総合評価 69/100
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check_circle推定完走率 31%
この本について
大人向けの表現を書こうとすると、いざ言葉にしようとして手が止まったり、語彙がワンパターンになって自信がなくなったりしませんか。うまく描けない自分をごまかすように、ストーリーも感情も薄まってしまうあの感じ、僕もずっと悩んでいました。 この本がおもしろいのは、単に「官能的な言葉」を並べる技術書ではなく、実際の作品を材料にしながら、描写の裏にある構造を読み解いてくれるところです。読者が保存した抜粋を見ても、皆が惹かれたのは露骨さそのものではなく、動きの流れや質感の表現、キャラクターの反応の積み重ねといった、情景の“立体感”なんですよね。そこに気づくと、どの部分をどう描くと読み手の体感が変わるのかが、具体的に見えてきます。また、音や温度の扱い方、視線の置き方など、文章のリズムに関わる部分も丁寧に説明されていて、創作のときの迷いが少し薄れます。 官能表現を書きたいけれど、勢いだけで終わりがちな人には特に刺さると思います。過度に神格化した技法本ではなく、「書き手としてどこを観察すると世界が変わるか」を一緒に考えてくれる一冊でした。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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出版社による紹介
官能小説とは、一体何なのか。世には渡辺淳一の『失楽園』や『愛の流刑地』があり、高橋源一郎にはそのものズバリの『官能小説家』という作品がある。また、平野啓一郎の『高瀬川』や重松清の『愛妻日記』は十分に濃厚なエロスに満ちている。しかし彼らの作品を、官能小説とは呼ばない。官能小説とは、読者の淫心をひたすら刺激するために、官能小説家たちが独自の官能表現を磨き、競い合ってきたものである。その精魂傾けた足跡をたどり、日本語の豊饒の世界を堪能する。
読んだ内容を、もう忘れない。
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