
会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント (日本経済新聞出版)
石原正博
日経BP / 2016-03-25
この本について
仕事をしていると、「なぜこの施策やシステムって現場で回らないんだろう」とか、「ビジョンを示しているつもりなのに、社員の動きがついてこない」といったモヤモヤにぶつかることがあると思います。僕自身、会議体や研修を増やしても結局は形だけになってしまい、部分最適のまま進まない現場に何度も悩まされてきました。 この本が面白いのは、新しい仕組みを足すのではなく、すでに社内にある流れやフォーマットをそのまま使いながら“全体最適”に組み替えていく視点が徹底しているところです。なぜ現場が動かないのかを「ITスキルが低いから」と片付けるのではなく、そもそも目的の伝え方や時間軸の見せ方に原因がある、と少し痛いところまで踏み込んでくる。さらに、ビジョンを作るだけでは実行につながらない理由や、「中間結果」を評価に入れて実行を促す仕掛けなど、日々のマネジメントを現実的に動かすための視点がいくつも提示されています。 読みながら、自分もいつの間にか「強権で管理すれば動くはず」という思考に寄っていたことに気づかされました。信頼の土台がないまま制度だけ強化しても、誰も本気にはならないんですよね。だからこそ、この本が強調する「社員が自分の目的を見つけられる環境づくり」という視点が刺さる人は多いはずです。 部分最適の迷路から抜け出せずにいる管理職やリーダーにとって、無理なく組織を動かすための“視点の再構築”ができる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




