
マンガでわかるお金の教科書 インベスターZ ビジネス書版 (コルク)
三田紀房
コルク / 2016-05-17
この本について
なんとなく「動いたほうがいいのは分かってるんだけど…」で止まってしまう時期ってありますよね。お金の不安もあるし、好きなことを探せと言われてもピンと来ないし、結局いつもの日常に戻ってしまう。僕もずっとこの堂々巡りをしてきました。でも、行動のハードルをもう少し下げてくれる視点がほしい時に、この本はけっこう効きました。 特に刺さったのは、「お金より先に信用をつくる」という考え方です。貯める・増やすに意識が向きがちな中で、信用が行動から生まれる、と丁寧に描いている。頭で考えたアイディアより、走りながら形にしていく人が結局強いという、当たり前なのに見落としがちな現実もグサッときます。そして、どんなに練習しても本番の経験には勝てない。気になるものにノリ良く手を伸ばすだけで、信用にもつながっていくし、人生の「引き出し」も増えていく。この流れの説明が妙に地に足がついていて、無理に自分を奮い立たせるような自己啓発とも違う空気があります。 もうひとつ良かったのは、「遊び」が価値になる未来の描き方です。仕事が機械化されて自由時間が増えたとき、体験の多さそのものが武器になる。貯金とか安定の話とは別軸で、「どう動けば人生が面白くなるのか」を考えるヒントが多いんですね。結局、気になったらやってみよう、ダメならまたやればいい。この緩さが逆に心強い。 なので、頭の中ではずっと動いているのに足が止まる人、行動とお金のつながりがよく分からないまま焦っている人には、けっこう刺さると思います。僕と同じように「まず一歩」の感覚をつかみたい人にはちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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