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値上げのためのマーケティング戦略

値上げのためのマーケティング戦略

菅野 誠二

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2013-11-05

累計読者数11
平均ハイライト数 9.8件/人
推定読了時間 約4時間36分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

値上げって言葉、自分でもちょっと身構えてしまうところがあります。コストは上がるのに価格は据え置きのまま…そのせいで利益が薄くなっていくのを分かっていながら、「でも上げたらお客さんに逃げられそうだな」と迷ってしまう。僕も同じでした。 この本が面白いのは、「値上げ=強気の勝負」ではなく、「利益に効くレバーを正しく握る」という視点で語っているところです。たとえば米国でも日本でも、売上よりも“価格を1%動かすこと”の方が利益インパクトが圧倒的に大きいというデータは、読んでいて思わず手が止まりました。現場ではつい販売量や集客に意識が向きますが、実は一番効く部分に触れていなかっただけなんじゃないかと。 そして印象的なのは、値上げを成功させている会社ほど、顧客を雑に扱っていないこと。町田の「でんかのヤマグチ」の例も、安く売ることをやめて、高売りに振り切りながら「顧客台帳」や日報まで使って顧客理解を深め、裏サービスまで含めて関係を積み上げている。値段そのものじゃなく、“値段を支える体験”をどうつくるかに力を使っているんですよね。 結局、値上げって勇気の問題ではなく、仕組みと理解の問題なんだと思います。顧客のどこに価値を感じている層がいるのか、どのセグメントなら価格より品質に反応するのか、欲しい答えがちゃんとデータと事例で書かれているので、感覚だけで動く怖さが減ります。 「値上げしたいけど、根拠が持てなくて踏み切れない人」には、とくに刺さる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

高売り、値引きなし!高収益企業に共通している行動とは? 高収益企業に見られる共通の行動とは、戦略的なプライシングを実行していることである。 本書で解説している中核の概念としての「顧客価値創造プライシング」を体現しているからこそ、顧客の満足と企業収益のバランスがとれているのである。 サービス業のみならず、技術力と製品開発能力を持つモノづくり企業に必要なものとは、利益を確保するための顧客価値を創造するプライシング戦略と事業環境変化に対応したマーケティング戦略の実行である。 本書には、経営者、マーケティング責任者やブランドマネージャーに必要不可欠な知見とヒントが凝縮されている。 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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