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同族経営はなぜ3代で潰れるのか? ファミリービジネス経営論

同族経営はなぜ3代で潰れるのか? ファミリービジネス経営論

武井 一喜

インプレス / 201408

累計読者数3
平均ハイライト数 81.3件/人
star総合評価 60/100
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この本について

家業に関わっていると、「家族としての正しさ」と「会社としての正しさ」が同時に迫ってきて、どこに重心を置けばいいのか分からなくなる瞬間が多いと思います。兄弟との距離感、親の影響力、外の社員への責任……。自分でも気づかないうちに、家族のパターンに巻き込まれていることもありますよね。 この本は、そうした“見えているようで見えていない構造”を言語化する力があります。例えば、家族とビジネスが絡み合った状態をどう切り分けるかを、研究に基づいた視点で説明してくれるので、自分たちが今どこでつまずいているのかが少し整理されます。また、代替わりを「税金対策」だけで語らず、次世代がどう意思決定し、どう関係性を整えるべきかを実例を交えて描いてくれるのもありがたいところです。三角関係のような家族特有の力学を扱ってくれるので、「これ、うちにもあるかも」と具体的に照らし合わせられます。 読みながら思ったのは、結局ファミリーの社会関係資本をどう保つかが、経営以前に大事なんだなということでした。次の世代にバトンを渡す話はよく聞きますが、その前提となる関係のつくり方まで踏み込んでくれる本は意外と少ないです。家族の歴史をどう扱うか、どこまで話し合うかといった地味な部分こそ、長く続く企業では丁寧に積み上げられているんだろうなと感じました。 家業のなかで「家族と仕事の線引きにずっと迷っている人」に刺さる本です。

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