
自分の「うつ」を治した精神科医の方法 薬に頼らず、心身ともに元気を取り戻すために―― (KAWADE夢新書)
宮島賢也
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この本について
仕事や家庭で無理しているときって、「自分のペースってどこなんだろう」と分からなくなることがありますよね。頭ではがんばらなきゃと思っているのに、体のほうがもう限界と言っている感じ。この本を読んでいて、著者がまずそこを丁寧にほどいてくれるところに救われました。うつの症状を“問題”としてではなく、“考え方や生き方を見直すサイン”として扱っているのが印象的で、責められている感がないんです。 特に刺さったのは、体と心のペースをそろえるという視点でした。寝る前に考えることを変えてみる、できたことに目を向ける、距離を置ける人間関係は距離を置くなど、どれも大きなことではないのに、実際の行動がちょっと変わるだけで気持ちが軽くなる感覚があります。相手を変えようとする前に、自分のほうが少し変わってみるという話も、すぐにはできなくても、関係の行き詰まりに風を入れるヒントになると思いました。 この本は、「がんばり過ぎている自覚はあるけど、どう緩めればいいか分からない人」に向いています。奇跡的に人生が一変する類の本ではありませんが、日常のなかで自分を追い込みすぎないための、現実的な視点が静かに積み重ねられています。そういう一冊を探しているときには、ちょうどいい距離感だと思います。
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