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ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃 (講談社現代新書)

ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃 (講談社現代新書)

小林雅一

講談社 / 2016-08-18

累計読者数7
平均ハイライト数 20.6件/人
推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 63/100
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この本について

日々ニュースで「ゲノム編集」「クリスパー」という言葉は聞くのに、自分の生活とはどこでつながるのか、いまいち掴めないままモヤモヤすることがありました。医療の話なのか、技術の話なのか、それとも企業戦略の話なのか。どれも関係している気はするけれど、全体像になると急に霧がかかる。そんなときに、この本はちょうどよく輪郭を描いてくれました。 読んでまず驚いたのは、ゲノム編集が「遠い未来の話」ではなく、すでに巨大テック企業の投資や個々人の遺伝子検査と密接につながっている現実です。グーグル創業者の遺伝子変異や、そこから広がる難病研究の動きなど、技術が生身の人間の選択と結びつく瞬間が丁寧に描かれている。この“人間くささ”のおかげで、抽象的な技術が急に立体的になります。また、パーキンソン病やハンチントン病など、実際の疾患と遺伝子の関係が具体的に説明されていて、医療領域で何が変わろうとしているのかが腹落ちします。特に、オフ・ターゲットや遺伝子ドライブといったリスク面まで正面から触れてくれるので、都合のいい未来図だけを見ずに済むのも大きいところでした。 結局、技術への過度な期待と不安のあいだで揺れがちな人ほど、この本が“ちょうどいい温度”で理解を助けてくれると思います。研究の最前線を追いかけたいというより、「自分がこれから生きる世界の前提をつかんでおきたい」人に向けた一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いま、全世界の科学者や医学者たちが、必死に研究開発に取り組んでいる超先端技術がある。「ゲノム編集」だ。この技術に注目しているのは、製薬・化学メーカーだけではない。グーグルやアマゾンまでもがそのビジネス・ポテンシャルに魅かれ、巨額の投資を始めている。この史上空前の技術、そしてそれが私たちの人生や暮らしに与えるインパクトなどをわかりやすく解説するとともに、科学者に群がる巨大企業の実態にも迫った必読書!
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