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熊と踊れ 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

熊と踊れ 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

アンデシュ ルースルンド、ステファン トゥンベリ、ヘレンハルメ 美穂、羽根 由

早川書房 / 2016-09-15

累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
推定読了時間 約7時間23分
star総合評価 34/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でも人間関係でも、追い込まれたときに「自分の感情をどう扱えばいいのか」わからなくなることがあります。怒りを押し込めても爆発するし、正面から向き合おうとすると体力をもっていかれる。そんなとき、何を軸に踏ん張ればいいのか──自分でもよくわからなくなるんですよね。 『熊と踊れ 下』の抜粋に反応する人は、おそらく“ぐらつく内側をどうにか保とうとする瞬間”に共鳴している気がします。こめかみに巣をつくるような怒りを押しとどめる描写は、自分の中の暴れそうな感情を必死でいなすあの感覚に近いし、鍵のかかったドアの向こうで離れ離れでも「それでも一緒だ」と自分に言い聞かせる場面は、孤独に耐えながら小さな支えを探す自分に重なります。 この物語が効いてくるのは、まず「怒りや焦りが湧いたとき、行動の選択肢はまだ自分の手の中にある」と静かに教えてくれるところ。追い詰められても、口を開くかどうか、どう立つかは自分で決められるという感覚が、読後にじんわり残ります。もうひとつは、どれだけ状況が悪くても、人とのつながりが自分の中の基準を支えてくれるという点。時を計り、やり過ごしながら、一緒にいた時間を自分の芯として持ち続ける姿は、日常の踏ん張りどころでも思い出せる視点でした。 「感情に振り回されやすいけれど、ただ強くなればいいとは思えない人」に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

緻密かつ大胆な犯行で警察を翻弄し、次々と銀行を襲撃していくレオたち。その暴力の扱い方は少年時代に父から学んだものだった。かつて彼らに何がおこったのか。そして今、父は何を思うのか——過去と現在から語られる��家族�≠フ物語は、轟く銃声と悲しみの叫びを伴って一気に結末へと突き進む。スウェーデン最高の人気を誇り、北欧ミステリの頂点「ガラスの鍵」賞を受賞した鬼才が、圧倒的なリアリティで描く渾身の大作。
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