
天使と嘘 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
マイケル・ロボサム、越前 敏弥
早川書房 / 2021-06
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約6時間59分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
人と関わるとき、「なんであの人はあんな行動をしたんだろう」とか、「自分だけ状況を読み違えてる気がする」とか、説明のつかない引っかかりが残ることってありますよね。相手の意図を決めつけたくないのに、距離感の取り方が分からなくなるあの感じ、けっこうしんどいと思います。 『天使と嘘』を読むと、そのモヤモヤに少し輪郭が出てきます。主人公が、人の歩き方や声の使い方、運転の仕方まで観察して「その人の行動を形づくっているもの」を探ろうとする姿は、事件のためのテクニックというより、普段の対人関係にも通じる視点なんですよね。相手の行動を“単発の出来事”で判断するんじゃなく、背景ごと眺めてみると別の理解が生まれる。その距離感の置き方が、この物語ではとても具体的に描かれています。 もうひとつ効いてくるのは、観察する側の迷いがちゃんと残っていることです。自信満々に人を読み解くわけじゃなく、「いまは聞くべきじゃない」「距離をあけよう」と判断しながら進む。その不完全さが、こちらの不安と地続きで安心するんです。完璧に分かる必要はなくて、少し丁寧に見るだけで世界の解像度は変わるんだなと気づかされます。 人の機微に敏いけれど、それゆえ疲れやすい人には、とくに刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
臨床心理士のサイラスは、かつて異様な殺人現場で発見された少女と施設で邂逅する。イーヴィと呼ばれる彼女は、人がついた嘘を見破るという特殊な能力を持っていた。折しも、スケートの女子チャンピオンが惨殺される事件が発生。将来を期待されていた選手にいったいなにが起きたのか?捜査に加わったサイラスは、イーヴィと事件の真相を追及する―。世界各国で激賞された英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー受賞作。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




