
暗号解読(上)(新潮文庫)
サイモン・シン and 青木薫
新潮社 / 2007-07-01
累計読者数30
平均ハイライト数 17.2件/人
推定読了時間 約4時間41分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 27%
この本について
仕事でも日常でも、情報の読み違えや思い込みで「本質が見えないな」と感じることがあって、少しモヤっとしていました。相手の意図を読み解くとか、曖昧な状況から手がかりを拾うとか、ああいう作業って経験則だけだと限界がありますよね。 『暗号解読(上)』を読んで面白かったのは、歴史的な事件の裏にある“情報をどう扱うか”という視点が、驚くほど現代の私たちの悩みとつながってくるところです。たとえば、短い情報は誤差が大きくて当てにならないとか、文字の並びの癖まで見ると急に全体が読めてくるとか、そういう「観察の深さ」が暗号戦の具体例として描かれていて、自分の仕事の情報整理やコミュニケーションにそのまま応用できる感覚がありました。また、弱い暗号が生む“偽りの安心感”の話は、曖昧なルールや中途半端な合意ほど危ないという、自分のチームでも何度か経験したことに重なります。 歴史物やミステリとしても十分に楽しいのですが、読み終えると「情報を見る目が少し鍛えられたかも」と思える一冊でした。細かい兆しから意味を拾うのが好きな人にはとても刺さると思います。
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出版社による紹介
文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ!
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