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西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)

西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)

高野秀行

累計読者数5
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約10時間40分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも人生でも、準備したつもりがまったく通用しなかったり、根拠のない自信が実はただの思い込みだったと気づいて落ち込むことってありますよね。自分の立てた計画が現地の空気一つで簡単に裏返る感じ。頭ではわかっていても、実際に目の前でひっくり返されると、けっこう堪えます。 『西南シルクロードは密林に消える』を読んでいると、その“計画どおりにいかない世界”に対して、少し力の抜けた向き合い方を学べる気がします。たとえば、高野さん自身が見切り発車で旅に出て「なんとかなる」と言い聞かせながら実は全然なんとかならない展開に巻き込まれていくところ。自分の失敗や迷いを笑い飛ばしながら、状況を飲み込んでいく姿が妙にリアルで、読んでいる側の肩の力が抜けていきます。そして、民族ごとに“合理的に折り合いをつける”術が違うことが描かれていて、何かを強く推し進めるだけが正解じゃないという視点ももらえる。 さらに、「文明という重力にさからって飛ぼうとしているから苦しい」という一文があって、これが個人的には一番刺さりました。頑張る方向がそもそも周囲の構造に合っていなかったり、前提がズレているとどれだけ努力しても摩耗するだけなんだよな、と。 未知の世界を追う旅の話でありながら、自分の仕事や生活の行き詰まりに静かに効いてくるタイプの本です。特に、頑張ることが癖になっていて空回りしやすい人にはしっくりくると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ―幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。
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