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教科書になかった登山術 クライミングを楽しむための45の知恵

教科書になかった登山術 クライミングを楽しむための45の知恵

山岸 尚将

東京新聞出版局 / 2010-06-25

累計読者数4
平均ハイライト数 3.5件/人
推定読了時間 約6時間11分
star総合評価 39/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 36%

この本について

登っていると、技術書を読んでも「結局どこを気にすれば安全なのか」がぼんやりしたまま、現場で判断に迷うことってあります。ロープの扱いも支点の作り方も、それぞれ大事なのは分かっているのに、自分のやり方が本当に正しいのか確信が持てないまま進んでしまう感じです。僕も同じで、ちょっとした不安を放置したまま登っていた時期がありました。 この本は、そんな曖昧さをひとつずつ現場レベルに落としてくれるところがありがたいです。たとえば「ロープが切れる恐怖」に引っ張られがちな気持ちに対して、実際に何が危険なのかを冷静に示してくれたり、支点への衝撃の方がよほどリアルな問題だと分かると、判断の軸がスッと変わります。ロープを2本まとめて支点に通すかどうかの迷いも、状況ごとの理由まで説明されると、自分で選ぶ感覚が持てるようになります。さらに、林道でハーケンを打って練習する話のように、机上ではなく「どこで手を動かせば上達につながるか」を具体的に示してくれるので、読むだけで終わらないのがいいところです。 自分の登り方に一度ちゃんと向き合いたい人に刺さる一冊だと思います。知識を増やすというより、迷った時に判断を戻せる“軸”をつくるタイプの本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「ぶっちゃけた話、本当はこうじゃないの?」気鋭クライマーの斬新な登山技術論。 登山には危険がつきもの。そこで、さまざまな教則本が出版されている。だが、それを鵜呑みにしているだけで、はたして楽しく安全な登山ができるのだろうか。 「正しい技術」はいつもひとつでない。基本の大筋は変わらないものの、用具の進化などによって応用の幅がひろがっていく。教則本にいう「こうあるべし」に検討を加え、むしろ「こう考えてやってみたらもっとうまくいくのではないだろうか」と本書は提案。 書物にあることそのままではなく、その本質は大事にしながらも少し別のことをやってみたら、もしかするともっと山の世界が広がるかもしれない——という柔軟な思考から生まれた登山技術を平易な文章、豊富な写真とイラストでわかりやすく解説している。 登山専門誌「岳人」に連載したものに大幅に加筆。
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