ヨムナビ
ブラウン神父の童心 (創元推理文庫)

ブラウン神父の童心 (創元推理文庫)

G・K・チェスタトン、中村 保男

東京創元社 / 2017-01-13

累計読者数5
平均ハイライト数 17.2件/人
推定読了時間 約4時間42分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも日常でも、人の行動の裏側を考えようとすると、妙に複雑に思えて空回りすることがあります。相手の機嫌や空気を読みすぎて、結局「本質ってどこにあるんだろう」とわからなくなる感じです。そういうモヤモヤを抱えているときに、ブラウン神父の言葉や観察のしかたが、意外と静かに効いてきます。 この短編集が面白いのは、犯罪や推理そのものよりも、「人間の行動って本当はもっと単純かもしれない」とゆっくり気づかせてくれるところです。芸術でも犯罪でも中心には単純な核がある、という一節は、余計な理屈を乗せがちな自分には刺さりましたし、相手を理解したいならまず同じ速度で歩いてみる、という姿勢は、仕事でのコミュニケーションにそのまま持ち込めます。また、理性や正義心は遠くの星まで届く、という少し詩的な言葉がありつつ、ブラウン神父本人は「まるで穴から追い出されたもぐら」と評されるほど地味で、そこが逆に現実的です。派手な洞察ではなく、気づき方の質を変える物語なんだと思います。 派手な刺激より、日々の観察の解像度を上げたい人に刺さる一冊です。読んでいると、複雑に見える出来事でも、まずは“単純な中心”を探してみようという気持ちになれます。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

奇想天外なトリック、独特の逆説と警句 ミステリ史上に燦然と輝く名シリーズ第1弾! 奇想天外なトリック、痛烈な諷刺とユーモア、独特の逆説と警句で、ミステリ史上に燦然と輝くシリーズの第一集。小柄で不器用、団子のように丸く間の抜けた顔。とても頭が切れるとは思われない風貌のブラウン神父が事件の真相を口にするとき、世界の風景は一変する。レストランの塩と砂糖を入れ替えるなど、奇妙な痕跡を残していく二人連れの神父を追う名刑事ヴァランタン。その背景には何が? ブラウン神父初登場の「青い十字架」のほか、大胆なトリックが炸裂する「見えない男」、あまりに有名な警句で知られる「折れた剣」など12編を収める。 【収録作】 「青い十字架」 「秘密の庭」 「奇妙な足音」 「飛ぶ星」 「見えない男」 「イズレイル・ガウの誉れ」 「狂った形」 「サラディン公の罪」 「神の鉄槌」 「アポロの眼」 「折れた剣」 「三つの兇器」 解説=戸川安宣
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要