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きみが来た場所

きみが来た場所

喜多川泰

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-01-26

累計読者数28
平均ハイライト数 11.4件/人
推定読了時間 約3時間17分
star総合評価 67/100
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この本について

未来のことばかり考えてしまって、今がちゃんと味わえていない気がする時ってありますよね。やらなきゃいけないことも不安も尽きないし、家族や仕事を大事にしたい気持ちはあるのに、どこか自分の軸がブレたまま日々が過ぎていく感じ。そんなモヤモヤを抱えていると、何を優先して生きればいいのか分からなくなる瞬間があると思います。 『きみが来た場所』は、その迷いに対して大げさな答えをくれる本ではなく、むしろ「今の自分が立っている場所」を静かに見直させてくれる物語でした。未来を心配しすぎて現在を失ってしまう癖に気づかせてくれたり、自分が大切にしないものは他の誰も大切にしてくれないという、ちょっと耳が痛いけれど現実的な指摘があったり。家族や大切な人をどう扱うかが、そのまま自分の生き方になるんだなと腑に落ちる場面も多かったです。自分の力の限界を決めているのは案外自分自身で、誰かのために踏み出した瞬間に、思ってもみなかった力が出るーーそんな描写も刺さりました。 全体を通して感じたのは、「今しかない」という言葉がスローガンではなく、具体的な行動に置き換わってくるところです。未来への不安を抱えたままでいいから、その上で今の一歩をどう踏み出すか。家族に向ける言葉、職場での態度、自分の弱さとの向き合い方――どれも今日の自分が選べるし、選んだ分だけ人生は変わっていく。そんな当たり前を、物語の中で自然と受け取れる一冊でした。 「最近、今を生きるってどういうことなのか分からなくなっている」という人に特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

命のバトンをつないで、あなたは今、ここにいる。 家族に会いたくなる、奇跡の物語。 ベストセラー作家、喜多川泰の隠れた名作! 書き下ろし新作短編を収録 <あらすじ> もうすぐ二児の父になる秀平は、経営する塾がうまくいかず、不安な毎日を過ごしていた。 そんなある日、口にすると「自分の先祖の体験」が夢にあらわれる不思議なキャンディを手に入れて……? 秀平は祖父たちの生きざま、決意、つないできた命の奇跡を知るなかで、これから自分の子として生まれる新しい命と、塾の子どもたちに伝えなければならない大切なことに気づいていく。 <読者から感動の声、続々!> ・本屋さんで数ページ立ち読みし、引き寄せられるように購入しました。命の重みやつながりを考えさせられました。(20代、女性) *** ・読み終えたとき、とても心地良い気持ちになると同時に、心の底からグツグツと力が湧いてきました。(30代、男性) *** ・当たり前に思っていた家族の存在を、改めて深く考えさせられました。(30代、男性) *** ・家族のルーツ、祖先の生き方に触れる作品で心が熱くなります。(30代、男性) *** ・何度読んでもおもしろい。新しい発見もありつつ、やはり同じところで「グッ」ときます。(40代、男性) *本作は、『母さんのコロッケ 懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語』(2011,大和書房)に書き下ろしの短編を加えた新装版です。

目次

きみが来た場所 別の物語の始まり 平成二十九年一月
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