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パスカル『パンセ』を楽しむ 名句案内40章 (講談社学術文庫)

パスカル『パンセ』を楽しむ 名句案内40章 (講談社学術文庫)

山上浩嗣

講談社 / 2016-11-10

累計読者数3
平均ハイライト数 6.7件/人
推定読了時間 約4時間13分
star総合評価 38/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%

この本について

仕事でも人間関係でも、自分の判断が「本当に自分のものなのか」よく分からなくなる瞬間があります。相手への好意も、こだわりも、価値観ですら、どこまでが自分でどこからが社会や想像力の“操作”なのか曖昧で、モヤっとしたまま過ぎていくことが多いと思います。僕も同じで、そこで立ち止まったときに助けられたのがこの本でした。 『パンセ』は難解な哲学書という印象がありますが、このガイドでは断片の背景やパスカルの癖まで丁寧に拾い上げてくれます。特に刺さったのは、人間の「想像力」がどれほど判断を歪めるかを、容赦なく突きつけてくるところ。真実にも嘘にも同じ印象を刻みつけてしまう、というあの断章を読むと、自分の“確信”の根拠を疑う練習になる感覚があります。また、愛が「欲」なのか「慈愛」なのかを切り分けるパスカルの視点は、恋愛や職場での人間関係を見直すときにじわじわ効いてきました。自分の関わり方が本当に相手のためか、あるいは自分の欲を満たす装置になっていないか、少し冷静に観察できるようになります。 断片的だからこそ、読者の迷いにそのまま差し込んでくる。この未完成さが、自分の思考の余白をそのまま照らしてくれる感じがあります。固定された答えよりも、「考え続ける状態」を大事にしたい人に向いている一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人間は「考えない葦」である!?──長大な『パンセ』から気になる一節を取り上げ、意外なエピソードをまじえながら読み解く楽しみ。それぞれ読み切りで書かれた40章から成る本書は、1日1章、40日で『パンセ』を完全制覇できる手軽なガイドブックです。ヨーロッパ最高の知性とともに生きる豊かな毎日を手に入れよう!
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