
村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)
河合 隼雄 and 村上 春樹
新潮社 / 1999-01-01
累計読者数16
平均ハイライト数 13.1件/人
推定読了時間 約2時間5分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%
この本について
最近、人と関わる時や仕事の判断で「自分って何者なんだろう」と急に立ち止まる瞬間が増えた気がします。欧米的な“個”とも違うし、昔ながらの“全体に合わせる感じ”もしっくりこない。どちらにも寄り切れないまま、ただモヤモヤだけが残る。そんなときにこの対談を読むと、無理にどちらの型にもはまらなくていいんだと、少し呼吸がしやすくなるんです。 村上春樹と河合隼雄が話す「日本人が感じる個のあり方」は、理論じゃなくて生活の肌触りに近いんですよね。たとえば、村上さんが欧米に行って逆に「ここでは逃げる必要がない」と気づいた話や、河合さんが「個性は西欧のインディビジュアルとは別物かもしれない」と言うくだり。あのあたりは、外から借りた概念じゃなく、自分の人生からもう一度組み立てていいんだと背中を押してくれます。 さらに印象的なのは、「反抗」とか「体制」といった昔の分かりやすい構図が通用しなくなった今、じゃあどうやって自分の道を作るかという問いへの向き合い方です。村上さんが“ほとんど何もないところに自分のスタイルを作ってきた”という話は、何か大きな旗を掲げなくても、自分のペースで場所をつくる生き方の具体例としてしみます。 「自分のスタイルをどう作ればいいのか分からない」と感じている人には、とても静かに効く本だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
村上春樹が語るアメリカ体験や1960年代学生紛争、オウム事件と阪神大震災の衝撃を、河合隼雄は深く受けとめ、箱庭療法の奥深さや、一人一人が独自の「物語」を生きることの重要さを訴える。「個人は日本歴史といかに結びつくか」から「結婚生活の勘どころ」まで、現場の最先端からの思索はやがて、疲弊した日本社会こそ、いまポジティブな転換点にあることを浮き彫りにする。
目次
約束された場所で 村上春樹、河合隼雄に会いにいく
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




