
うねりチャート底値買い投資術
上岡 正明
ダイヤモンド社 / 2016-12-15
この本について
株を触っていると、どうしても「今、入らないと取り逃すんじゃないか」という焦りが出ますよね。頭では“待つべき”と分かっていても、チャートを見ているうちに指が動いてしまう感じ…。自分もずっとそのループでした。勝ちパターンが定まらず、含み益が出ても「もう少し」と粘って結局ゼロに戻る、みたいな日々です。 この本が効いたのは、派手な必勝法ではなくて、「勝ちやすい状況を自分で作る」という、ごく地味だけど再現しやすい原則が徹底していたからです。たとえば、下層のボックス相場だけを狙う理由が“上がりやすいから”ではなく、“下がっても精神的ダメージが小さいから”という説明だったり、利益を欲張らず8〜12%で現金化して次のうねりに備える姿勢だったり。技術よりも、タイミングと余裕資金の組み方のほうが大事だと言い切るあたりも、投資の現場感があります。 特に刺さったのは、「待てない理由は恐怖と欲望で、実力の問題ではない」というところ。だからこそ、分割して買う・時間も分散するという“逃げ道を残す設計”が効く。自分の気分ではなく、チャートのリズムに合わせて動けるようになると、変に自信を持ちすぎることもなくなります。 焦ってエントリーして後悔することが多い人や、勝つと“実力だ”と勘違いしてその後に崩れがちな人には、かなり刺さると思います。少ない技術でも続けられる、現実的な投資の姿勢を整えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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