
10年後、後悔しないための自分の道の選び方
ボブ・トビン
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2016-11-25
この本について
仕事のことを考えると、どうしても「このままでいいのかな」とか「決めきれないまま時間だけが過ぎていくな」と感じることがあります。悩んでいる自分が優柔不断なのか、それとも何かのサインなのか。こういうモヤモヤって、誰にも大きな声で相談しづらいんですよね。 この本が面白いのは、疑問や不安を“失敗の前兆”ではなく、“自分に近づくための材料”として扱っているところです。いまの仕事に疑問を持つこと自体を祝ってしまう姿勢に、私はけっこう救われました。働くことを「本当の自分に近づくための場所」として見る視点や、優柔不断が一番のリスクだとした上で、決めるための現実的なプロセスを丁寧に扱っている点も、あのとき読んでいて助かった部分です。迷いながらも前に進むための小さな勇気の作り方が、わりと地に足のついた形で書かれています。 また、組織で価値を出すことと、自分の望む働き方を両立させるには何を観察すればいいかという視点も役に立ちました。組織に合わせるだけでも、やりたいことだけに寄せるだけでも苦しくなる時期ってありますが、そこをどう見極めるかは実際の職場で使える内容です。学び続ける姿勢を“積み立て”のように捉える考え方も、自分のペースで成長したい人にはしっくり来ると思います。 今の仕事に違和感はあるけど、劇的な転職や断言的な自己啓発にはついていけない、そんな人にとって静かに効く一冊だと思います。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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