
世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉
佐藤美由紀
双葉社 / 201507
累計読者数17
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star総合評価 55/100
start序盤集中型
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この本について
最近、「お金のために働いて一日が終わるだけで、自分の時間ってどこにあるんだろう」とか、「持ち物は増えてるのに、心は軽くならないな」と感じる瞬間が増えました。やらなきゃいけないことで埋まっていく日々に、ふと立ち止まれなくなっているというか。 ムヒカの言葉は、そこで一度深呼吸させてくれるんですよね。たとえば「人が物を買うときは、そのお金を作るために使った人生の時間で買っている」という視点は、消費の話というより、自分の一日をどう扱うかの話として刺さりました。自由とは“物が増えること”ではなく、“自分の時間が戻ってくること”なんだと改めて気づかされます。さらに、彼が言う「まずは自分の何かをあげる」という姿勢は、無理に自己犠牲を求めるものではなく、自分が縮こまっているときほど外に向けて一歩出すと心がほぐれる感覚に近いです。 そしてもうひとつ大きかったのは、ムヒカが政治や社会に対して語るとき、理想論だけでなく「できることは限られているけど、それでもやる」という現実的な強さがあるところ。完璧じゃなくていいし、迷いながらでも、自分の選択に責任を持ち続ける姿勢がそのまま人生のヒントになるんですよね。 物や時間の使い方にモヤモヤしている人、日常の「これでいいのかな」を言葉にしてほしい人には、静かに効く本だと思います。
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