
ビジネスマンのためのデータ分析&活用術
米谷学
フォレスト出版 / 2016-12
この本について
データを前にしたとき、「なんとなく平均だけ見て終わってしまう」「相関があると言われても、結局どう判断したらいいのか分からない」というモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。数字って客観的なようで、読み方を間違えると普通に判断を誤るんですよね。しかも、仕事では“なんとなく雰囲気で読む”が通用しなくなる場面も増えてきます。 この本は、そういう曖昧さをそっとほどいてくれる実務寄りのデータ読解の本でした。例えば、平均よりも中央値のほうが現実を捉えやすい場面や、外れ値があるだけでレンジがどれだけ歪むか、といった「現場でつまずきがちなポイント」を具体例で押さえてくれます。また、円グラフや棒グラフを“用途に合わせてどう選ぶか”という観点が丁寧で、ただ作り方を学ぶのではなく「何を伝えたいか」で選び方が変わる、という当たり前だけど忘れがちな視点を取り戻せました。さらに、相関と因果を安易に結びつけない姿勢や、交絡因子の話など、判断を急ぎがちな僕には耳が痛いけれど実務でかなり効く内容でした。 特別な分析ツールを使わない人こそ、このくらいの基礎の“正しい解像度”があると仕事が一段ラクになるはずです。数字を前にすると急に自信がなくなる人、あるいは「結局どこを見ればいいのか迷う」という人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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