
もうひとつの京都
アレックス・カー
世界文化社 / 2017-12-04
累計読者数3
平均ハイライト数 7.3件/人
推定読了時間 約1分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
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この本について
仕事や日常に追われていると、「自分はいま何を見て、どこに立っているんだろう」とぼんやり感じることがあります。旅行に行っても景色を“確認”しただけで終わってしまったり、寺や神社を歩いても、門をくぐる意味なんて考えたことがなかったり。僕自身、京都を何度も訪れているのに、表面だけをなぞっていたなと気づく瞬間がありました。 『もうひとつの京都』は、その“なぞり方”を静かにほぐしてくれました。庭の石がわざと「つまらない」ものを選ぶ理由や、門の三つの開口部に込められた思想、門をくぐるという行為が本来どれほど重い意味を持っていたか。そういう視点を知ると、同じ風景でも自分の立ち位置が少し変わります。観光というより、日常の中で「どこで区切りをつけ、どこで意識を切り替えるか」を考えるヒントにもなりました。 特に、境界のあいまいさと厳密さの両方を併せ持つ日本文化の話は、自分の生活や仕事の切り替え方にもつながります。何かを“削ぎ落とす”侘びの思想や、門を前に一度立ち止まるという感覚は、忙しいとすぐ失われる時間の粒を取り戻すきっかけになると思います。 京都を観光地としてではなく、「世界の見え方を調整してくれる場所」として捉えたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
日本文化の源流が脈打つ「海の京都」「森の京都」「お茶の京都」の地を巡り、土地に根差す暮らしと人びとを、百々新が写し撮る。鬼でも福でもあるような、時代がもたらす変容のなかで、何を選択し何処へ向かうのか。大きな問いが息づく。
読んだ内容を、もう忘れない。
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