
顧客視点の企業戦略: アンバサダープログラム的思考
藤崎実、徳力基彦
この本について
仕事で「顧客のことを考えているつもりなのに、結局いつも施策が手前の都合で終わってしまう…」みたいなモヤモヤ、僕もよくあります。数字を追うほど視野が近くなって、そもそも誰のための取り組みだったか見失うんですよね。そんな時にこの本を読んで、少しだけ立ち戻る感覚をもらいました。 特に刺さったのは、まず“顧客が体験する理想のゴール”を決めて、そこから逆算して考えるという姿勢でした。今できることの延長で企画を立てる癖がついていると、これはかなり効きます。それに、顧客が見えない「大きなかたまり」ではなく、一人ひとりと会話できる存在として捉え直す視点も、普段の仕事に持ち込みやすい発想でした。ソーシャルが当たり前になった今だからこそ、企業からも歩み寄れるという指摘は、単にトレンド論ではなく、行動を変えるきっかけになります。 さらに、ファンが自発的に語りたくなる“シーン×シカケ×シクミ”の考え方も、抽象的な理論ではなく、自分のプロジェクトに置き換えやすい実践寄りの内容でした。アンバサダーを特別視するというより、「応援してくれる人とどう関係を育てるか」を静かに考えさせてくれる本です。 自分の施策が“企業起点”に寄りがちだと感じている人には、とても刺さると思います。今のやり方を劇的に変えなくても、視点の置き方を少しずらすだけでできることが見えてくる、そんな一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの70%が集中しています。
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