
一緒にいてもスマホ――SNSとFTF
シェリー タークル、日暮 雅通
累計読者数4
平均ハイライト数 57件/人
star総合評価 69/100
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この本について
スマホを触りながら誰かと話していて、「ちゃんと聞けてない気がする」とか、「オンラインではやり取りできるのに、面と向かうと妙にぎこちない」とか、そんな小さな違和感を抱えることが自分にもあります。便利さの中で、いつのまにか会話の重みや、相手の表情がくれる“考えるきっかけ”を取りこぼしている感覚です。 『一緒にいてもスマホ――SNSとFTF』は、その違和感を言語化してくれる本でした。メールだと能率的だけれど、面と向かって怒られたときほど自分が揺さぶられない、というエピソードはまさにそうで、リアルな場には摩擦や複雑さがあるからこそ思考が動く、という指摘が腹に落ちました。マルチタスクが気分転換のように見えて、じわじわ会話の集中力を削っていく話や、“ひとりでいられる力”が他者をちゃんと人として見る土台になるという指摘も、生活に置き換えやすい部分が多いです。 この本は、テクノロジーを否定するというより、「どこまでなら自分の生活を侵食しないか」を冷静に考えるための視点をくれます。スマホを完全に手放す必要はなくて、ただ気づいて選び直すだけで、人との時間や自分の思考がもう少し手元に戻ってくる。そんな実感をくれる一冊です。 とくに、オンラインは得意だけれどリアルの会話が少し苦しくなってきた、と感じている人に刺さると思います。
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