
若い読者のためのサブカルチャー論講義録
宇野常寛
累計読者数7
平均ハイライト数 44.3件/人
推定読了時間 約8時間
star総合評価 75/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 46%
この本について
最近、サブカルの話になると「自分はもう昔みたいに物語を楽しめてないんじゃないか」とか、「アニメやマンガを読む意味ってどこにあるんだろう」とモヤっとすることが増えていました。仕事や生活に追われていると、作品を“逃げ場”として消費してるだけな気がして、なんとなく後ろめたさもあったりします。 この本は、そういうモヤモヤに対して「そもそも僕らはどんな欲望で作品を求めてきたのか」を丁寧にひらいてくれる内容でした。ジャンプが黄金期の型を失っていく過程や、AKBやニコ動、80年代アニメの空気をたどりながら、サブカルがその時代の“現実への向き合い方”とどう結びついてきたのかが語られていきます。特に、現実が変わらないからこそ物語に意味を求めてしまう流れや、「新しい男の歳のとり方」を描けなくなっているという視点は、自分の生活にそのまま引き寄せて考えられるところが多かったです。 読んでいて強く感じたのは、「作品をどう楽しむべきか」よりも、「なぜ自分はこういう作品に惹かれるのか」を考えるきっかけになる本だということ。アニメやマンガをただ“懐かしむ”のではなく、いまの自分の働き方や人間関係の感覚にまでつながる線が見えてきます。 昔のサブカルを語りたい人よりも、「いまの自分の感性のルーツを知りたい人」に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
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出版社による紹介
本書は、二〇一六年四月から七月に京都精華大学で開講された講義「サブカルチャー論」を再構成したものです。
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