
まんがで身につく仕事のマナー――― これだけは押さえておきたいビジネスマナーの基本58
山田千穂子
この本について
社会人になってしばらく経つと、仕事そのものよりも、人との距離感や立ち居振る舞いのほうがモヤモヤの原因になることが多いですよね。上司に注意された理由がわからなかったり、苦手な相手とどう接すればいいのか迷ったり、場に合った振る舞いが分からず「これで合ってるのかな…」と不安になったり。自分でも気づかないところで相手を不快にしていないか、考え出すときりがありません。 この本は、そういう“地味だけど避けて通れない迷い”に淡々と光を当ててくれます。たとえば、忙しい中で教えてくれる人には、その都度きちんと感謝を伝えること。頭では分かっていても、実際にできていないことが多い気づきを、マンガの場面で具体的に見せてくれます。また、苦手な人に対して短所ではなく長所を見るクセをつける、というような、人間関係のしんどさを和らげる小さなコツも書かれていて、読んでいると「ああ、そう考えれば少し動けるかも」と肩の力が抜けます。さらに、ジャケットをロッカーに常備しておくといった、いざという時に慌てないための現実的な対策も多く、明日から試せることばかりです。 ビジネスの常識やマナーを「型」として押しつけるのではなく、相手に不快感を与えないための最低限の気遣いとして整理してくれるので、無理に背伸びする感覚がありません。自分の本音が態度に出がちな人や、そもそも何が正解なのか分からず不安になりがちな人には特に刺さると思います。 大きく人生が変わる類の本ではないですが、日常のつまずきを静かに減らしてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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