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アートとしての論述入門

アートとしての論述入門

篠原学、大辻都

累計読者数7
平均ハイライト数 52件/人
star総合評価 69/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 29%

この本について

文章を書くとき、途中で論点が迷子になったり、「これは感想文になってないか…」と不安になることがけっこうあります。特に読み手を納得させる文章を書こうとすると、序論・本論・結論のつながりが急に怪しくなったり、最後に何を書けばいいのか手が止まったり。その感覚に心当たりがある人には、この本の抜粋がかなり刺さったのではないでしょうか。 『アートとしての論述入門』は、論理そのものを“型”として押しつけるのではなく、「文章には流れがある」という当たり前だけど忘れがちな視点を、丁寧に取り戻させてくれます。文から文への移行に生まれるリズムや、思いきった一歩の“跳躍”が文章全体の印象を変えるという話は、書き手としての感覚を具体的に掴ませてくれます。また、要約のジレンマや、新しい論点を無理に作らずとも、議論を尽くした先に見えるものを書き記す意味など、書く過程でつまずきやすいポイントにも現実的に触れています。 さらに、この本は「読めば自然と書けるようになる」というタイプではなく、レジュメを作ったり文献の構造を掴んだりと、手を動かすことで理解が深まる道筋を示してくれます。他人の論の流れを一度自分の中で組み立て直すことで、問いの立て方やテーマの見つけ方が変わっていく感じがあり、文章が少しずつ“運動体”として見えるようになってきます。 書くたびに自信が揺れる人、論理的に書こうとするほど動けなくなる人にこそ、静かに効いてくる一冊だと思います。

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