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人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論 (PHP文庫)

人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論 (PHP文庫)

外山 滋比古

PHP研究所 / 1996-11-01

累計読者数5
平均ハイライト数 2.4件/人
推定読了時間 約2時間30分
star総合評価 53/100
boltライト読書型
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この本について

忙しさに流されていると、ふと「休んでいるのに休めていない気がする」「せっかくの休日が“与えられた時間”みたいで、どう使えばいいのか分からない」と感じることがあります。のんびりしたいのに、じっとしていると落ち着かない。頭ではゆっくりすべきと分かっているのに、実際にやるとなると妙に勇気がいる。自分でも理由がよく分からないまま、気づけば週が終わっている。そんな感覚、かなり身に覚えがあります。 外山滋比古さんの『人生を愉しむ知的時間術』は、この“落ち着かなさ”の正体をそっと言語化してくれる本でした。印象的だったのは、休みやヒマは「与えられるものではなく、自分でつくるもの」だという視点です。週休二日も、誰かに設定された枠として受け取っている限り、主体性を取り戻しにくいんですよね。逆に、あえて意図的にヒマをつくると、その時間の質がちょっと変わる。忙しい人ほど、わずかな空白をありがたく感じられる、という指摘にも思い当たるところがありました。 さらに、欧陽脩の“三上”の話もおもしろくて、机に向かっていない時にこそ思考が動くという感覚を再確認させてくれます。移動中や寝る前、トイレなどの「何もしない時間」をあえて残しておくことが、結局は仕事にも生活にも効いてくる。便利さを追求しすぎると、こうした余白ごと削られてしまうんだろうなと考えました。 「休み方にいまいち自信がない」「スキマ時間が全部“作業”に変わってしまう」という人ほど刺さると思います。忙しさのなかで、自分のペースを取り戻す小さなヒントがほしい時に、そっと横に置いておける一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「忙しくて休むヒマがない……」と嘆くあなた、いつも時間に追われる生活をしていませんか。ちょっと生き方の発想を変えれば、誰でも「ゆとり」ある人生を愉しむことができるのです。本書は、著者が日常のなかで体得した“生き方のヒント”を綴ったエッセイ。頭を切り換える儀式の効用、車中の時間の意外な過ごし方、心豊かな余暇のスタイル……etc. 役に立つ知的アドバイス。 【PHP研究所】
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