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タロットの秘密 (講談社現代新書)

タロットの秘密 (講談社現代新書)

鏡リュウジ

講談社 / 2017-04-18

累計読者数8
平均ハイライト数 47.9件/人
推定読了時間 約5時間13分
star総合評価 73/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 38%

この本について

占いって気になるけど、どこかで「意味づけしすぎかな…」と自分を疑ってしまうことありませんか。あるいは、タロットに興味はあるけど、カードの解説がふわっとしていて腑に落ちないまま終わってしまうことも多いと思います。僕もまさにそのタイプで、「当たる・当たらない」より前に、そもそもタロットの絵柄が何を背景に生まれたのかを知らないまま触っていたなと気づかされました。 『タロットの秘密』が効くのは、この“背景の見えなさ”を丁寧にほどいてくれるところです。たとえば、カードに描かれた寓意がルネサンス期の約束事に沿っていることや、「正義」「節制」などのモチーフが西洋の徳目とつながっていることがわかるだけで、カードを見る時の解像度が一段上がります。また、ユングの「意味のある偶然」という考え方や、錬金術的な“相反するものの統合”といった視点を知ると、タロットを使うときに自分の内側の動きに気づきやすくなる感覚がありました。占いというより、思考を整理する道具として扱えるようになる感じです。 さらに、黄金の夜明け団やマルセイユ版など、タロットがどう受け継がれてきたかを知ると、「どのデッキを選ぶと自分に合うのか」が判断しやすくなります。カードの意味を丸暗記するより、自分がどの系譜の考え方にフィットするのかがわかるのは大きいです。 タロットに頼りたいけど、距離感をうまくつかめずにいる人に刺さる一冊だと思います。僕自身、占いへの“もやっとした不信感”が、いい意味で静かに整っていきました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

タロットカードは、なぜ謎めいた存在になったのか。最新の研究成果を盛り込み、タロットカードが占いのために使われるようになった歴史や背景を解明する。また、絵の図像の文化的背景から、「鏡リュウジ流」解釈までを丁寧に解説し、具体的な占い方までを紹介。これ一冊で、タロットのすべてがわかる。タロットはもちろんのこと、西洋魔術やオカルト、ユング心理学に興味を持つすべての人、必携の本格的入門書。
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